2007.04.09 Monday
アニバーサリー担当
ホテル阪神は東京でも宿泊・宴会を中心に営業活動をしております。
以前は『ホテル阪神東京営業所』として活動していたのですが、 昨年の12月より『阪急阪神第一ホテルグループ東京営業所』になりました。 今日はそちらで現在宿泊・宴会営業をしております男性スタッフの こんなお話をお届けします。 皆様はじめまして。 わたくしが2年前に宿泊予約係の頃のお話です。 お客様からメールが届き、 “○月○日にインターネットで予約をしました。宅配便で先に荷物を 送りたいのですが預かって頂けますか?” “もちろんお預かり致します。” “荷物は同伴者へのプレゼントで、秘密にしておきたいので部屋にいれて 頂けますか?” メールで頂戴したメッセージにはメールでお答えする規則なのですが、 この時は電話で連絡する事にしました。 宅配便で届きましたお荷物は、原則そのままお部屋に入れております。 今回はプレゼントなので、ホテルで宅配梱包を解いてご用意するのが 良いのでは、置き方や場所をご指示下さるよう提案しました。 伺うと当日は彼の誕生日との事、 特別な記念日の宿泊先にホテル阪神を選んで頂けるのは何より嬉しい事です。 追加料金でグレードアップ出来るプランをお伝えしました。 「そのままの部屋でお願いします。普段は離れた所に住んでいるので その分も彼の為に使いたいのです」 とても優しい口調ではっきりと話された言葉には お連れ様を思う強い気持ちとはっきりした意思が込められていました。 その後はプレゼントの配置やケーキの手配など、 入念に打合せをして[これがベスト]と思える態勢で当日を迎えました。 フロント・客室係・レストラン皆が力を合わせて準備をし 到着されてからは[何もしないサービス]を。 滞りなくご出発されました。 後日メールが届きました。 “大成功でした。とても丁寧な対応に感動しました。” 私は思ったままの事を返信しました。 “実を申しますと、特別と言える事は何もしておりません。 私はホテルで普段行っている事を少しアレンジして組み合わせたに過ぎません。 スタッフはホテルとしての普段の仕事を行ったに過ぎません。 その感動はお客様自身の一生懸命な気持ちから生まれたのだと思います。 その気持ちに私は心動かされました。 素晴らしいのは感動で私を動かしたお客様ご自身です。” 私には『アニバーサリー担当』のあだ名がありました。 プロポーズのお手伝いなども致しました。 『お客様に感動されるサービス』がホテルにはあるとも言われまが、 特別なサービスもホテルにとっては当たり前の事です。 感動される以上にお客様から感動を受ける事が多いように思います。 私が年を重ねてきたからでしょうか・・・? 以上、東京より『アニバーサリー担当』からでございました。 東京営業所は、第一ホテル東京のすぐ近くで新橋にございます。 第一ホテル東京はロビーは重厚感もあり、とっても素敵なホテルです。http://www.hankyu-hotel.com/cgi-bin/cms/hotel_index.cgi?hid=05dhtokyo |